Green Walk
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2025-08-01

調布で出会う、都市と農の風景 | 調布を“味わう”みどりのさんぽ

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子供のころ、学校からの帰り道、葉っぱや石ころをポケットに忍ばせて帰宅した思い出のある方は、少なくないのではないでしょうか。

『調布を“味わう”みどりのさんぽ』と題した今回のグリーンウォークスルーの舞台は、調布駅前の調布PARCOさんから野川沿いまでの約1.6キロの道のりです。

都市のなかにある『みどりの風景』を再発見すること、農・食・自然文化の魅力に触れ、市民と地域のつながりを深めること、を目的とした半日のワークショップでは、つるつる・てかてか等のオノマトペをキーワードにしながら、歩く中で見つけた葉っぱや植物の一部(もぎ取ったりはしていません)をコレクションし、参加者それぞれが各々の視点で編集しました。

調布PARCOを出発し、天神通りへ

調布PARCOから天神通りを進むと、正面に見えてきたのは布多天神社と大正寺の緑豊かな樹木たち。こんもりと生い茂るみどりのかたまりが、街並みに鮮やかに浮かび上がっていました。

天神通り

一方で、甲州街道沿いのケヤキの街路樹は強い剪定により、のびやかさが削がれている印象も。安全性を考慮しつつ、どのように健やかな街路樹を育てていくのかは、今後の課題といえそうです。

まちの緑の要、布多天神社のみどり

布多天神社でアイスブレイク
グリーン・コレクション・キット
布多天神社境内の樹木を観察

最初の目的地・布多天神社に入ると、喧騒から離れた静謐な空気が漂います。ここでは、参加者15名とともに“感覚をひらく”ワークからスタート。

配布されたコレクションキットには、葉っぱを貼る台紙やルーペなどが入り、皆のテンションも一気に上昇。アイスブレイクを終えた後は、各自が気に入った場所で立ち止まり、静かに呼吸を整える数分のエクササイズを実施。風の音、木洩れ日、土の香り…五感を研ぎ澄まし、日常では気づきにくい自然の存在を感じました。

この神社には、調布市指定の保存樹も多く、長い歴史を感じるケヤキがのびやかに枝を広げています。枯死や倒木のリスクと向き合いながら、後継の苗木を育てるという“代替わり”の文化も、ここでの大切な学びとなりました。

ここでは、甲州街道のそれと違い、ケヤキがのびやかに枝を広げている様を見ることが出来ました。

調布市保存樹木に指定されたケヤキ

住宅街にひっそりと、子どもたちのおやつの木

住宅街を通り公園のそばを歩いていると、近所の子どもが元気に遊んでいる姿が。話を聞くと、どうやらこの公園には「グミの木」と呼ばれる、甘い実をつける木があるらしい。子どもたちはそれをおやつ代わりにしているという。木をのぞいてみると、枝にはもう実がひとつも残っていない。どうやら、子どもたちにすっかり食べられてしまったよう。

公園に植わる樹木を観察

住民の声から守られた、ハリウッドの大寒桜

マンションの前の一際大きなオオカンザクラが。これはここに工場があった、株式会社ハリウッド化粧品が工場を設立する際に植えられたもの。市民の声により宅地開発からまぬがれ、保存樹に指定され、いまでは毎年の花見のスポットになっているようです。

保存樹に指定された"ハリウッドの大寒桜"

江戸時代から続く「彩季農園」と都市の中の農風景

次に訪れたのは、江戸時代から続く「彩季農園」。迎えてくださったのは、3代目の関森シズカさん。農大卒業後、主に花ものとハーブ類を担当し、祖父母・父・妹と共に農園を運営しています。

インスタグラムで発信したその日の収穫物を見て、すぐに直売所に買いに来るお客さんも多いそう。訪問中も次々と地元の方が訪れ、農園の活気を感じました。

江戸時代から続く「彩季農園」
「彩季農園」3代目の関森シズカさん

変わりゆく風景と、つづく農の営み

シズカさんと共に、我々を出迎えて下さったのは、シズカさんのおばあさま。むかしは、このあたりは一面農地が広がっていたけれど、年々、マンションや宅地へと変化していく様を目の当たりにして来られたそう。相続のタイミングで手放さざるを得ない近隣農家さんたちは少なくないようです。それでもシズカさんたちは、「この場所で、畑のある風景を守り続けていきたい」と力強く語ってくださいました。

多品種の野菜・ハーブ・花を栽培している温室
参加者を手を振りながら見送る関森さん

野川はみどりと水辺の交差点

野川に掛かる橋を渡る

終着点は、調布の自然を象徴する野川。大きな桜の木の下で休憩中のビジネスマン。たも網を片手に川の浅瀬に入っていく少女。部活帰りの少年たちの笑い声。野川というみどりと水辺の空間だからこその景色がそこにはありました。かつては水車や田んぼが広がる豊かな川でしたが、高度成長期には生活排水で汚れ、一時はドブ川と呼ばれるように。近年は行政の下水整備や地域住民・NPOの活動により清流を取り戻し、今では魚や鳥、昆虫などが生息する自然豊かな環境が復活しました。

さいごは、自分だけの“みどりの記憶”を持ち帰る

締めくくりは、野川沿いで振り返りとコレクションキットを完成させました。集めた葉っぱや感じたことをキットにまとめ、それぞれが「今日出会った自然」と対話する時間をもちました。最後は参加者全員で記念撮影をして、ツアーは幕を閉じました。)

木陰でツアーを振り返り
完成させたコレクションキットをお披露目
完成したコレクションキット

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調布を“味わう”みどりのさんぽ

調布PARCO “CHOOSE Sustainability”

Dear Tree Projectでは、調布PARCOが地域と共に取り組む『CHOOSE Sustainability』キャンペーンとのコラボレーションとして、まちのみどりを巡るグリーンウォークスルーを開催しました。寺社、公園、都市農園、水辺など、調布に点在する「まちなかのみどり」や「地域の営み」にふれながら、五感を通してまちと自然のつながりを再発見します。今回は、江戸時代から7代続く調布の農家「彩季農園」さんにもお邪魔し、都市の中に農のある暮らし方や、そこでそだてているハーブティーの試飲会、そして作物の試食なども行いました。

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